拝啓　盛夏の候、ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。

当社ジェノテックスは「ヒトゲノムプロジェクト」の基盤材料と情報を提供し、創業２０周年を迎えました。

また、「ミトコンドリアDNA可変領域塩基配列による水産魚介類の標識および識別のための方法」
（特許第495801号）を開発し、「クロマグロの再生・確保のために」（養殖ビジネス8月号2017）でDNAブランド
（商標登録第5277171号）による栽培漁業を提案しました（特許第5767143号）。

　今後、放流事業にも微力を尽くしますので、これまで同様、ご愛顧賜りますようお願いいたします。

NHK News Web「ワタリガニの謎の豊漁！」平成30年7月18日水曜日

東日本大震災後、宮城県ではワタリガニ（ガザミ）の豊漁がつづき、震災前の漁獲量2トンから震災後は716トンの全国一を記録しています。この豊漁は「何が要因」で「いつまで続くのか」漁業関係者の関心は高い。
当社は天然ガザミの母系系統が数千種に分類できることを発見し、この謎を解き明かそうとしています。

左図：ワタリガニ（表）の母系は数千系統もあり、天然の同じ母系が獲れることは稀である。

右図：ワタリガニ１尾の雌親は80～450万粒の受精卵を抱卵し（黒デコ）、脱皮時に稚魚を体外で孵化させます。
　　養殖場で育てた数百万尾稚魚は同母系配列で標識され、放流数ヶ月後に捕獲識別されます。